夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-05-21から1日間の記事一覧

「15歳、アルマの恋愛妄想」:性に目覚める少女のアンバランスさと単純さを、ノルウェーの片田舎を舞台に自然かつユーモラスに描く

「15歳、アルマの恋愛妄想」(原題:Få meg på, for faen!)は、2011年公開のノルウェーのコメディ映画です。オーラウグ・ニルセンの小説を原作に、ヤンニッケ・シースタ・ヤコブセン監督・脚本、ヘレーネ・ベルグスホルム、ヘンリエッテ・ステーンストルプ…