夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-03-11から1日間の記事一覧

「誰よりも狙われた男」:元英諜報部員の小説を原作に、対テロ諜報戦をリアルに描くフィリップ・シーモア・ホフマン最後の主演作

「誰よりも狙われた男」(原題:A Most Wanted Man)は、2014年公開のイギリス・アメリカ・ドイツ合作のサスペンス映画です。ジョン・ル・カレによる同名小説を原作に、アントン・コルベイン監督、アンドリュー・ボーヴェル脚本、フィリップ・シーモア・ホフ…