夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-12-01から1日間の記事一覧

「リプリー」:イタリアの美しい風景と豪奢な生活を背景に、豪華キャストで描く、愛と富を渇望する孤独で貧しい青年の悲劇

「リプリー」(原題: The Talented Mr. Ripley)は、1999年公開のアメリカのクライム・サスペンス&スリラー映画です。1960年公開のフランスとイタリアの合作映画「太陽がいっぱい」と同じパトリシア・ハイスミスの小説「The Talented Mr. Ripley」を原作と…