夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-11-21から1日間の記事一覧

「ブルーバレンタイン」:ひとつの愛の誕生と痛々しい崩壊を、緻密に交錯する脚本と生々しい演技で描く

「ブルーバレンタイン」(原題: Blue Valentine)は、2010年公開のアメリカのロマンス/ドラマ映画です。デレク・シアンフランス監督・脚本、ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ主演で、結婚7年目を迎えたとある夫婦の過去と現在を交錯させながら…