夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-10-15から1日間の記事一覧

「セッション」:緊張感溢れる師弟の相克が怒濤のドラム・パフォーマンスに収斂する体育会系音楽映画

「セッション」(原題: Whiplash)は、2014年公開のアメリカのドラマ映画です。デミアン・チャゼル監督・脚本、マイルズ・テラー主演で、名門音楽学校に入学したドラマーと伝説の鬼教師が繰り広げる狂気のレッスンとその行方を描き、第30回サンダンス映画祭…