夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-09-29から1日間の記事一覧

「ラビット・ホール」:母となったニコール・キッドマン製作・主演、子供を失った夫婦の危機を大胆なプロットで描く

「ラビット・ホール」(原題:Rabbit Hole)は、2010年のアメリカのドラマ映画です。ピューリッツァー賞を受賞したヴィッド・リンゼイ=アベアーによる同名の戯曲を原作とし、リンゼイ=アベアー自身が映画脚本を執筆、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督、…