夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-09-24から1日間の記事一覧

「4ヶ月、3週と2日」:チャウシェスク政権下のルーマニアで、ルームメイトの中絶に奔走する女子大生を描いた異色作

「4ヶ月、3週と2日」(原題:4 luni, 3 săptămâni și 2 zile、英題: 4 Months, 3 Weeks and 2 Days)は、2007年公開のルーマニアのドラマ映画です。チャウシェスク大統領による独裁政権末期、1987年のルーマニアを舞台に、妊娠をしたルームメイトの違法中絶…