夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-08-31から1日間の記事一覧

「めぐりあう時間たち」:時代・場所を超えて運命が絡むピューリッツァー賞受賞作を三人の大女優が競演

「めぐりあう時間たち」(原題: The Hours)は、2002年公開のアメリカのドラマ映画です。「ダロウェイ夫人」の作者であるヴァージニア・ウルフをはじめ、それにかかわる3人の女性の一日を描く群像ドラマです。ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メ…