夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-06-19から1日間の記事一覧

「潜水服は蝶の夢を見る」:肉体が閉じ込められても、魂は愛とともに舞う事ができる。

「潜水服は蝶の夢を見る」(原題:Le scaphandre et le papillon、英題:The Diving Bell and the Butterfly)は、2007年公開のフランス映画です。42歳という若さで突然の病に倒れ、身体の自由を奪われたELLEの元編集長ジャン=ドミニック・ボービーが、全身…