夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-05-20から1日間の記事一覧

「食べて、祈って、恋をして」:海外旅行に占い、ヨガ、おいしい料理に恋のフルコース

「食べて、祈って、恋をして」(原題: Eat Pray Love)は、2010年公開のアメリカのドラマ映画です。全世界で累計700万部以上売り上げたというエリザベス・ギルバートの回想録「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書」に基づいた映画で…

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」:愛する人を失った悲しみを超えるものは?

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(原題: Extremely Loud & Incredibly Close)は、2011年公開のアメリカのドラマ映画です。ジョナサン・サフラン・フォアによる同名小説を原作に、スティーブン・ダルドリー監督、トーマス・ホーン、トム・ハン…