夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-05-04から1日間の記事一覧

「コーヒー&シガレッツ」:ケイト・ブランシェットの一人二役が凄い!

「コーヒー&シガレッツ」(原題:Coffee and Cigarettes)は、2003年公開のアメリカのオムニバス映画です。監督・脚本はジム・ジャームッシュ。 映像は全てモノクロで、1986年撮影の「変な出会い」以降、17年間に渡ってジャームッシュ監督が断片的に撮ってき…

「ディファイアンス」:森の中で悲惨な戦争を闘ったユダヤ人

「ディファイアンス」(原題:Defiance)は、第二次世界大戦時のナチス・ドイツ占領下でのポーランドにおけるビエルスキ兄弟のユダヤ人救出を描いたネハマ・テクの小説『ディファイアンス ヒトラーと闘った3兄弟』に基づく、2008年公開のアメリカ映画です。監…