夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-04-21から1日間の記事一覧

「うつくしい人生」:フランス南部の農家を舞台に、家業の崩壊と再生のドラマを、絵画のように美しい映像でゆったりと描いた感動的な作品

「うつくしい人生」(原題:C'EST QUOI LA VIE?)は、1999年公開のフランスのドラマ映画です。フランソワ・デュペイロン監督、エリック・カラヴァカら出演で、家業の農業を継ぐことに不満を抱きながら毎日を無気力に生きる青年が、父の自殺をきっかけに家庭…