夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-04-10から1日間の記事一覧

「バベットの晩餐会」:北欧の寒村の暖かいフランス料理

「バベットの晩餐会」は、1987年公開のデンマークのドラマ映画です。アイザック・ディネーセン(カレン・ブリクセン)の同名小説を原作に、ガブリエル・アクセル監督、ステファーヌ・オードランら出演で、19世紀後半のデンマークを舞台に、質素な生活を送っ…