夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-04-02から1日間の記事一覧

「戦場の小さな天使たち」:戦時下の英国流ヒューマン・コメディ

「戦場の小さな天使たち」(原題:Hope and Glory)は、1987年公開のイギリスの映画。邦題は『戦場の…』となっていますが、第二次世界大戦中のドイツ軍によるロンドン空爆を題材に、前線ではなく銃後の近郊の町に生きる人々を子供の視点から描いたヒューマン…